契約を前提とした下見の予約について

相談内容 契約を前提とした下見の予約について

埼玉・30代女性
現在、賃貸マンションを探しています。
なかなかよい条件の物件があったものの、
「現在入居者がおり、今月いっぱいはその方がいるので、下見ができません」
と言われました。
しかし、
「下見を予約するのならいたしますが、とても人気のある物件なので、
 契約していただくという前提であれば、一番に下見を予約いたします」
と言われました。

確かによい物件で、他の人に決まってしまったら惜しいので、
下見を予約しようかとも思いましたが、実際に部屋を見る前に
部屋を決めることに戸惑いがあります。

契約を前提として下見の予約をするということは、
よく行われている営業手段なのでしょうか?
また、法的には問題ないのでしょうか?


□■アドバイス:1

貴女様の言われるようなことは、
賃貸物件をお探しの場合、良くあることのようです。
私の勤めている会社(不動産総合事務所)では、そのような場合、
必ず、現在、居住中の方の承諾を得て、物件を確認された上で、
納得して頂いて、賃貸借契約を結びます。
物件確認前の契約の法的問題は分かりませんが、
但し、道義的な問題はあると思います。
物件確認前の契約は、双方に利無しと考えます。
(アトム総合事務所・田中一郎さん)


■□相談者より

田中一郎様、ご返信ありがとうございます。
大変有益な見解をいただき、ありがとうございます。
早速、不動産会社に連絡をし、現在居住中の方の承諾を得て
物件を確認できないかどうか、聞いてみます。
ありがとうございました。


□■アドバイス:2

現在居住中の物件を、居住者の承諾を得て内覧することは、
田中様のおっしゃっている通りあります。
しかし、契約を前提に内覧の予約を入れるということは
良くは行われてはいません。
これは、「内覧をしたら契約をしなければいけない」とも取れる、
かなり強引な営業方法と思われます。
万が一、契約を強制した場合は、業法上も問題はありますし、
消費者契約法上も問題があると考えられます。

予約はあくまでも予約で、順位保全のために行うものですから、
遠慮せず、内覧の予約は申し込むべきでしょうし、
内覧して問題点があれば、契約はすべきではありませんし、
契約を強制されるものでもありません。
内覧して気に入ったら、契約をすれば良いだけでしょう。
(高原開発・涌井さん)


■□相談者より

涌井様、大変参考になるご回答をありがとうございました。
今回、このような営業活動をしていたのは、メジャーな不動産屋でした。
私も、「契約することが前提でないと下見の予約を受け付けられない」
と言われたときは、かなり強引で、法律上問題があるのではないかと感じました。


□■アドバイス:3

メジャーな業者かどうかは関係無いと思います。
今回の件は、企業としての営業方針なのかどうか、
営業担当者個人の営業スタイルなのかどうか…も解りませんが、
   ●メジャーな企業=安心
   ●メジャーな企業=信用できる

■借りる→契約方法・契約内容
2008/08/07 21:00



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